皆さんストレートパーマと縮毛矯正が違うのはご存知でしょうか？
結論から言うと、熱処理をするかしないかの違いになります
熱処理とは主にアイロンで伸ばすことを意味します
縮毛矯正とストレートパーマの目的は？
ストレートパーマとは？
目的としてはパーマ戻しやボリュームダウンを目的として施術します。自然な仕上がりでクセやうねりを抑える効果があり、縮毛矯正よりも髪の負担は少なくできます。
クセが強い方によってはうねりが残ってしまう場合もあるため、クセの弱い方や少し落ち着けたい方にオススメな技術です。
一剤で髪を柔らかくし、二剤で髪を安定の状態に導く施術です
ストレートパーマをかける際の注意
軟毛から普通毛でゆるやかなウェーブがある方は完全にクセが伸びなくても、ボリュームを少し抑えることはできます。
ねじれのある捻転毛や硬毛、太い毛には相性が悪いです。かけたてはボリュームが落ち着きますが、次第に髪の毛の戻る力が働いて元に戻る方もいらっしゃいます
髪に負担はあるので、既にダメージがあったり日々のアイロンやコテでタンパク変性している髪には、より負担になりやすいので注意が必要です
縮毛矯正とは？
目的としては強いクセをまっすぐストレートにすることを目的とし、とくに強いクセがある方、ストレートパーマでうねりがとれない方にオススメです。
髪を縮毛矯正のお薬で反応させてアイロンの熱処理でキューティクルを整えるのでツヤが出ます。ストレートパーマと比べてアイロンを入れる分髪にも負担はあります。
一度髪の毛の結合を離し、アイロンでキューティクルを整え酸化剤で安定状態に導きます
薬剤の選定、アイロンの温度、アイロンの滑らせ方、細やかな調整が必要である程度の経験も必要な施術になります
サロンでアシスタントと2人で行う際はお互いの入れ方を統一させないと左右でムラに仕上がり安いので、注意が必要です
縮毛矯正をかける際の注意
ねじれている捻転毛やうねりが強い髪質、下ろしていると広がりがかなり感じられる髪質にオススメです。
一度全体を縮毛矯正している箇所をもう一度縮毛矯正するのは髪にかなり負担があるので特に注意が必要です
一度髪の結合をほどいて再結合しているため安定していない箇所もあると思います
それをもう一度結合を離すので2度目以降はうまく伸びない可能性が出てきます
基本的に一度縮毛矯正したら、次回は根元の伸びてきたところのリタッチをオススメ致します
縮毛矯正とストレートパーマどう選ぶ
単純に普段乾かしてある程度落ち着く方はストレートパーマ、普段アイロンをしないと下ろせないような方は縮毛矯正をオススメします。
いろんな状態が混ざっている髪質の方、クセは柔らかいけど一部だけうねりが強い、様々な条件が髪質にはあります。
正直、薬を反応させてみないとわからないことも多いです。
なので結果的に本人で薬の選択をするのはオススメしません。美容師さんに髪の性質を見てもらい、薬の選定をしてもらうのが1番でしょう。
サロンの考え方によってはクセの出方によっては、しっかり伸ばすためにある程度強いクスリを混ぜるところもあります。
私が感じるのはクセが強いのに対し、そのクセに対して丁度適している調合を、すれば問題はありません。
ですがこの丁度の調合が本当に難しいのです。
日々のケアでダメージしてる場合もあれば、サロンの薬剤でダメージが過多にある場合もあります。
この調合は施術前の「カウンセリング」と「経験」でしか差を埋めることはできません。
カウンセリング時には普段のケア、サロンでどんな施術をいつ頃したか、正確に答えましょう。
縮毛矯正やストレートパーマで痛んでしまい、トラウマになっている方意外といらっしゃると思います。
スタイリストさんにどんな施術内容か、薬はどういう物を使っているか、実際に聞いてみても良いですね！
最終的に美容師さんが判断を決めた方が失敗は少ないです。
まずは一度じっくり聞いて見てどちらがよいか決めましょう。
まとめ
今は様々な薬やメニューがあります。昔よりもキレイに普段も少なく施術できます。
ですがどんなに負担が少ないといっても使い方を間違えれば髪を傷ませてしまうのです。
美容師さん目線で話すと、カウンセリング時にお客様の髪質、履歴、ヘアスタイルの希望をまず細かく伺いましょう。
お客様によってはあまり真っ直ぐにしすぎたくなかったり、根元の伸び具合と馴染むくらいの伸び方で大丈夫など、ご要望は様々です。
お客様としてサロンに行かれる場合は、スタイリストに自分の髪の履歴を細かく答えられるようにしましょう。
いつ頃カラーしたか、それは全体だったのか、根元のみだったのか、詳しく答えられることでスタイリストさんが薬剤調合をより明確に考えられます。
ストレートパーマや縮毛矯正は後々でダメージが現れやすい技術です。
なので手直しがあまり効かない分、初回の施術をより大切に考えましょう。
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