カラートリートメントってそもそもどんなものかご存知ですか?
カラートリートメントとは主に表面にコーティングしてくれるトリートメントです
つまり通常のヘアカラーとは少し異なり、内部に働きかけるというよりは表 表面に作用するものです
カラートリートメントの概要
トリートメント成分と染料が混ざっていて、手触りやツヤ感が出て自宅でも手軽にカラーを楽しむことができます
ですが思ったように染まらないケース、多いのではないでしょうか?
基本的に健康毛には染まりずらく、傷んでいる箇所に色が濃く染まります
カラートリートメントの染料の濃さにもよるのですが、染料にアルカリは入っていないため毛髪内部に働きかけることができないのです
あるケースで根元の白髪は薄染まり、毛先がやけに濃く染まってしまった
おそらく根元は健康毛でキューティクルが整っていて表面の付着のみの発色してしまい
毛先の濃く染まったところは、日々のダメージでキューティクルが剥がれて染料が内部に少し浸透したため、発色に差が出たのではないかと考えられます
この髪の状態の方が毎日同じようにカラートリートメントを使って根元の白髪を染めそうとすると
毛先はより濃く、根元は少しずつ染まっていくでしょう
すると毛先だけが暗く感じ、不自然な仕上がりになってしまいます
美容室で均一に染めようとしても思い通りのカラーにするのはとても難しくなります
毛先の暗さに合わせて根元から中間を暗く合わせることでしたらまだ対応できそうですが、
根元中間に、合わせて毛先を明るくするのはなかなか希望通りいかないケースが多いです
サロンによってはブリーチや脱染剤もすすめられるかもしれません
それほど毎日カラートリートメントを自宅で長期的にするのは今後のカラーリングをする上で未知の範囲になります
正しい使い方をしないと、手の届く範囲は染められても届かないところはムラな仕上がりになります
カラートリートメントの正しい使い方
①まずシャンプーで表面の汚れをしっかりとりましょう
カラートリートメントは表面に作用するものなので、皮脂汚れやスタイリング剤が付着していると効果が下がってしまいます
②しっかりタオルドライをして水分をとりましょう
あまりにも毛髪が水分を含んでいるとカラートリートメントの色素が薄まり、希望の色素の定着の期待ができません
③カラートリートメントを根本につけ、もみ込みます
根元の白髪にアプローチしたい方は根元をもみ込み、毛先の色味補充をしたい方は根元付近から中間にかけてもみ込み、毛先に馴染ませます
④少し粗めなクシでとかしましょう
もみ込むだけだと塗布ムラができやすいので、ある程度もみ込んだらクシでとかしましょう。いろんな方向からとかすことによりムラがなくなっていきます
⑤↑の③④を何回か繰り返して全体にムラなくたっぷりつけ10〜15分ほど放置します
利き手によって付けやすい箇所と死角になりやすい箇所があるので左右どちらからもまんべんなく塗布してもみ込むのがコツになります
⑥流してしっかり乾かします
カラートリートメントが表面に作用する点から、完全に乾き切っていないと色素を含んだ水が流れ出たり、色持ちが悪くなります。完全に乾かしてキューティクルを閉めてあげましょう
カラートリートメントとサロンのカラー、どっちが良い?
どちらもメリットやデメリットがあります
カラートリートメントのメリット
- 髪の負担も少なく、わざわざサロンに行かなくても自宅で手軽にできる
- 低コストでできる
- カラートリートメントによっては鮮やかな色味がある
デメリット
- 思った通りのカラーに仕上がらない
- 全体的にムラに仕上がる
- カラートリートメントを行った場所が汚れる
- 毛先だけ色が蓄積してなかなか落ちない
- 髪色を明るくできない
良くも悪くもカラートリートメントをして後々のリスクも当然出てきます
美容師目線から言うとカラートリートメントを常時定期的にされてる髪は非常に髪の健康状態の分析が難しく、サロンで思ったカラーに仕上げるのは困難になります
まず第一に明るくすることが困難です
美容師さんなら一度は経験あるはずです
カラートリートメントで白髪をいつもケアしている方でいつもより少し明るくしたい希望のお客様
毛先に蓄積された色素はなかなか変えることは出来ず、根元付近が明るく、毛先は暗く沈んだ明るさのままの仕上がりになってしまうという結果に
カラートリートメントが悪いわけではありませんが、カラートリートメントを使用することにより髪の状態が変わり、サロンでのカラーがうまくいかないこともあるのです
なのでそのことも踏まえて使っていただきたいなとお伝えしたいです
まとめ
使用にあたって大事なのは根元からたっぷりつけてムラなくとかすことです
これで日々の白髪のケアができない場合はサロンで相談しましょう
使用するにあたり急に髪色を変えることができなくなるケースもあるので使うのに悩んだらまずはサロンでの相談をオススメ致します
取り返しののつかないことになってはサロンでも対応できないので、早めの行動が大事です
なんにせよプロに相談して自分だけで解決しないことが、自分の髪を大事にしていくことに繋がります
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