みなさん、こんな経験ないでしょうか?
お風呂から上がり暑いから乾かさずにテレビを見たりして、気づけばある程度髪が乾いている
これが乾いているからドライヤーをしなくて良いと思っている方、大間違いです
髪は濡れているときがデリケートな状態
髪は水分を含んでいるときが1番デリケートな状態です
水分を含むことでキューティクルが開き、髪が膨潤し、髪が柔らかくなります
美容師さんはカットする時髪を濡らしますよね?柔らかくなっている状態の方がベースとなるカットがしやすく、髪質によっては負担が少ない場合もあります
キューティクルが開いているので色素や栄養分が抜けやすく、色落ちやダメージに直結しやすいのです
お風呂上がり、髪を乾かさずそのままにしている方、放置しているから乾いたと思っている方
髪の量が多い場所は根元付近は乾いていないことが多く、ドライヤーで乾かさないとキューティクルが開いた状態になってしまっています
このキューティクルを閉めてあげる工程が日々のケアにはとても重要なのです
髪が長い方も短い方も同様に乾かさなければならない
髪が長い方も短い方も、お風呂から上がって長時間髪を乾かさないで置いたり、乾かさずに寝たら確実に髪は痛みます
乾かさないで寝る循環を毎日続けていると、根元に変なクセができ、ハネる原因になったり断毛の恐れもあります
人は寝ている間寝返りを20回以上しているのです。寝返りをすると髪と枕で擦れてしまい摩擦によるダメージが生まれます
髪が乾いていない状態、すなわち髪が柔らかくデリケートになっているときに20回以上摩擦のダメージが生じたとしたらどうでしょう?取り返しのつかない事態に、なってしまいます
寝る前に完全に乾いた状態にすることはとても重要なのです
美容室でカットする際にもしっかり髪を濡らす
カットでも水分を含んでいるときは髪が柔軟になっているのでハサミで容易に切ることができます
完全に乾いた髪や乾燥毛は水分が少ないので硬く、そのまま切ってしまうと仕上がりも硬い仕上がりになります
乾いた状態で切る目的と濡れた状態で切る目的はサロンやスタイリストによって様々です
濡れているときの方が正確なカットがしやすくベースとなる形を作りやすいのです
乾いた状態で膨らみが出る方や細かい毛先の質感など、微調整が効きます
髪の状態によって濡らして切るのか、乾いた状態で切るのか変わります
カットする側からすると過多にダメージがあると正直素敵なスタイルを作るのも難易度が上がります
プロだからできて当然、もちろん資格があり、お金もいただいているので希望に沿うのは当然です
ですが希望があってもあまりにも条件が難しい場合には対応できないケースもあるのです
少し脱線してしまいましたが、要するに希望のスタイルにするには髪が痛みすぎていると叶わないということもあるのです
オススメケア
①乾かす前にしっかりタオルで余分な水分を拭き取りましょう
ファイバー系のタオルで拭くとより水分を吸収してくれるので乾かす時間が短縮されます
タオルでガシガシ拭くと痛みます、タオルと髪が擦れる摩擦のダメージが切れ毛の原因を作ってしまいます。トップに切れ毛がある方見直してみてください
なるべく水気をきるよう、優しく押さえて拭きましょう。ロングヘアやスーパーロングヘアの方は一度バスタオルで拭いた後もう一度新しいタオルで拭くこともオススメ致します
②クシで髪をとかしましょう
クシとかすのと、とかさないのでは乾かした後の仕上がりがかなり差が出てきます
クシでとかすことで熱の当たり方が均等になり、早く乾かすことができてツヤが出ます。また髪と髪の間にドライヤーの風が入ってくれるので乾かす時間も早くなります
③乾いたら冷風で整えましょう
完全に乾いたら冷風を当ててキューティクルを締めてツヤを出します。冷風を当てることでキューティクルが引き締まり光の反射がキレイに見えてツヤを感じます。ツヤを感じられない方はキューティクルがきちんと整っていない可能性もあります
この3ステップが乾かす基本となってきます
洗い流さないトリートメントを使っても効果的です。乾かす前に付けることで必要な水分を、逃さず髪に留めることができます。意外と多いのは乾かした後は洗い流さないトリートメントをつけてますと言う方です。ドライヤーで必要な水分を飛ばしてからトリートメントをつけても効果が下がってしまいます。
水分を、逃さないよう留めて保護するのが洗い流さないトリートメントの役割です
まとめ
お風呂から上がったらなるべく早く乾かすことを習慣にすれば必ず髪の状態は良くなります
極論ですが、様々なライフバランスがあるので、すぐ乾かさない方も多いはずです。すぐ乾かさずとも、まずは洗い流さないトリートメントをつけ、保護しましょう
そしてドライヤーをせずある程度乾いていても、寝る前に必ずドライヤーで乾かしてキューティクルを整えてあげましょう
誰でもできるケアを怠ってしまうと後々取り返しのつかないダメージにつながるケースもあります
お金のかからない未来への投資と考え、当たり前のことのように続けていきましょう
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